月経が遅れます。妊娠検査薬で確かめましょう。

ママが一番妊娠に気が付きやすいのは、月経が遅れること。
月経周期が規則的な人は、予定月経が4,5日遅れたら妊娠の可能性がありますし、基礎体温をつけている人は高温期が続くことで妊娠と分かります。高温期が14日以上続いたら妊娠と考えてもいいでしょう。
市販の妊娠検査薬の精度ってどのくらい?
市販の妊娠検査薬で確かめてみましょう。尿中のhCGの量で判定しますが、病院の尿検査と同じぐらい精度が高いので、陽性に出たら妊娠と考えてもいいでしょう。
月経が規則的な人なら、予定月経が4、5日から1週間遅れたことには、陽性に出ます。ただ、排卵や受精が遅れると、反応が出るのも遅れます。反応がはっきりしないときは、いつまでももう一度検査してみましょう。
妊娠かな?と思ったり、妊娠検査薬で陽性に出たら早めに産婦人科を受診します。
妊娠検査薬は妊娠の判定はできますが、子宮外妊娠や胞状奇胎はわかりません。
病院では超音波検査で妊娠の確定診断をします。子宮の中に胎嚢と赤ちゃんが見えれば、確かに妊娠したと分かります。
妊娠5~6週ごろからつわり症状が出てきます。
ママの体の中では、赤ちゃんを育てる活動が本格的に始まり、自分でわかる妊娠の兆候が出てきます。
妊娠5~6日ごろからつわりが始まりますが、個人差があって、早いと4週、遅いと7週ごろに始まる人もいます。
お腹が空いている時、とくに朝起きた時に吐き気を感じます。食べ物の好みが変わる、食べ物の匂いに敏感になる。唾液がたくさん出るなど、症状は人によってそれぞれです。
つわりは8~10週頃がピークで、11~12週ごろには治まってくる人が多いようです。眠くてたまらない、朝起きると顔が腫れぼったい、便秘がちになる。乳房が張る。乳首がチクチクして痛い。こんな変化に気がつくママも多いものです。
予定月経のことに出血することがあります。量はいつもの月経よりずっと少なく、1,2日で終わります。これは着床出血といって、よく見られる現象です。
くれぐれも出血イコール月経と思い込まずに、基礎体温を測る、妊娠検査薬を使う。あるいは受診するなどして妊娠かどうかを確認してください。
超音波で胎児心拍が見えると、流産はかなり少なくなります。
超音波検査で胎児心拍(心臓の鼓動)が確認されると、赤ちゃんが育っていると分かります。
胎児の心拍は、妊娠6週ごろから超音波の画面に映ってきます。ただ、このころは受精卵の異常による流産が起こりやすい時期なので、妊娠8~9週でもう一度、胎児心拍を確認する病院もあります。
万一、流産した場合、その原因はママの生活の仕方とほとんど関係ありません。
妊娠と分からなかった時の旅行や仕事、スポーツなどが原因になることはほとんど無いので、自分のせいと責めないで下さい。
ただ、この時期は器官形成期といって赤ちゃんの主な器官の基礎が作られます。くれぐれも奇形発生が心配な薬を飲んだりしないように気をつけましょう。
お腹の赤ちゃんのためにママができること
一日も早く、お腹の赤ちゃんに気づいてあげましょう
月経が不順なママほど、妊娠のために月経が遅れているのに気づきにくいものです。
あくびが出て眠い、なんとなく熱っぽい、だるい、空腹のときに吐き気がする。どれも、「おなかにいるよ」と赤ちゃんがママに送っているサインです。いつもと違うちょっとした体調の変化があったら、赤ちゃんかな?と気づいてあげて下さい。
早めに超音波の画面で対面してあげて下さい
経膣超音波検査なら、まだ豆粒みたいに小さい内から、赤ちゃんは超音波の画面に映ります。実際に赤ちゃんを目にすると、ママの心に「いとしさ」が湧いてくるでしょう。早めに病院を受診して対面してあげて。
妊娠週数を早めに確かめて下さい。
正確な妊娠週数は妊娠11週までに超音波でみると分かります。妊娠週数はこれから先、赤ちゃんの発育や発達を見ていくうえで基本になるので、とても重要です。
月経が不順な、ママほど、妊娠?と思ったら受診を。妊娠2ヶ月と思っても、本当は3ヶ月の可能性もありますよ!