妊娠生活を楽しみましょう

妊娠4ヶ月 つわりが終わってすっきり!妊娠生活を楽しみましょう 妊娠12~15週

おなかが少し膨らんできて、ウエストが大きくなります。

妊娠生活を楽しみましょう
妊娠生活を楽しみましょうBackground Concept

子宮は徐々に恥骨の上に出てきて、妊娠15週ごろにはおへその下ぐらいまで大きくなってきます。下腹部が少し膨らんでくるので、「ここに赤ちゃんがいるんだ!」と実感できるようになるでしょう。

ウエストも大きくなって来ますが、まだ手持ちの洋服で間に合うでしょう。ただ、ぴったりのジーンズやスリムパンツは控えたほうがいいでしょう。

きついジーンズなどでおなかを強くしめつけると、子宮が圧迫されますし、子宮と背骨の間にある血管が圧迫されて、血行が悪くなる心配があります。下半身の通気性が悪くなって、おりものが増える原因にもなります。

妊娠すると、普段より体温が高くなるので、汗っかきになります。妊娠前より薄着でいいでしょう。

ただ、かいた汗で体が冷えると、風邪をひく誘因になりがちです。冬は外は寒いけれど、乗り物や建物の中は暑いということがよくあります。夏は冷房がきいて、その逆です。脱いだり、着たり、調整が簡単な服装を心がけましょう。肌も敏感になってきます。下着のラインが赤くあとになったり、汗をかくとかゆみも出やすいものです。

シャワーや入浴はまめに。ただ、こする刺激や熱いお湯は痒みを増します。お湯は温めにして、ごしごしこすらないようにしましょう。

マタニティスポーツで心身を軽快に保ちましょう。

マタニティスポーツ

妊娠12週ごろにはつわりが終わる人が多いでしょう。遅くても14週~15週にはほとんどの人がサヨナラできるので、妊娠4ヶ月は「つわりの終わる月」といえます。

つわりがクリアできると、元気印の妊娠生活の幕開けです。適度に体を動かして、毎日を軽快に過ごしましょう。

病院にもよりますが、マタニティスポーツの許可は、胎盤が完成して流産のリスクがほとんど無くなる妊娠14~15週ごろに出ることが多いでしょう。

水泳など、妊娠前に楽しんでいたスポーツを休んでいたママは主治医の許可を得て再開できます。

妊婦体操やマタニティエアロビクス、マタニティスイミングなどに参加するのもおすすめです。

つわり終了後の食べ過ぎはセーブしましょう。

食べ過ぎはセーブ

つわりが終わると、食欲が出てきますが、食べ過ぎには注意しましょう。

妊娠すると、一日の必要カロリーが増えますが、一日当たりの増加分は妊娠全期を通して、わずか350キロカロリー、ジャムを塗った食パン一枚ぐらいです。しっかり覚えておいてくださいね。

妊娠初期は体重の増えすぎによるトラブルは出にくいのですが、妊娠中期・後期になると、妊娠糖尿病や妊娠中毒症の引き金にもなります。ここで一気に食欲を爆発させると、過食の習慣がついてしまいがちなので、注意しましょう。

妊娠中の食生活の注意や体重コントロールの方法は、母親学級で指導しています。母親学級は病院や地域の保健所が開催しています。積極的に参加しましょう。

通院する病院の母親学級には、ママ同士が友達になったり、医療スタッフと交流できるなどのメリットもあります。妊娠後期には陣痛緩和法の練習が加わります。

仕事を持つママも、時間をやりくりして、ぜひ参加しましょう。

お腹の赤ちゃんのためにママができること

お腹の赤ちゃんにも友達を作ってあげましょう。

お腹の赤ちゃんにも友達を

母親学級などで妊婦さん同士のおしゃべりが弾むと、妊娠中のちょっとした心配事は解決することが多いもの。お腹の赤ちゃんの様子を教え合うのもいいでしょう。

それに、産後も交流が続くこともあるでしょう。ママ同士が妊娠中から友達だと、赤ちゃん同士も友達になれますね。

赤ちゃんのために禁煙を守りましょう。

赤ちゃんのために禁煙

赤ちゃんは海の中を泳ぐダイバーみたいな存在です。酸素はママから届けられます。

ところが、タバコを吸うママの血管はキュッと細くなって、赤ちゃんに届く酸素が少なくなります。すると、赤ちゃんは苦しくなってもがくでしょう!さあ、今日からきっぱりと禁煙しましょう。

貧血のママは食事内容に注意しましょう。

貧血のママ

妊娠中の貧血のほとんどは鉄欠乏性貧血です。貧血があっても、お腹の赤ちゃんの発育にトラブルが起こることはありません。

ただ、妊娠前からひどい貧血があると、ママの体調やお産への影響が心配です。

妊娠初期の検査で貧血と言われたママはできるだけ鉄分豊富な食品をとりましょう。