お産が始まるサインがあっても、赤ちゃんはすぐに生まれてくるわけではありません。陣痛が始まってから、赤ちゃんが生まれるまでの人間は、初産婦さんと経産婦さんで違うし、個人差も大きいものです。
分娩I期(開口期)
陣痛が10分間隔になってから、子宮口が全開大になるまで。初産婦で10~13時間、経産婦で4~7時間かかります。分娩I期はかかる時間は長く、個人差も大きい物です。陣痛室で過ごすことが多いでしょう。
分娩Ⅱ期
子宮口が全開大になってから赤ちゃんが生まれてくるまで。分娩室に移動して、分娩台にあがります。初産婦で1~2時間、経産婦で30分~1時間かかります。
分娩Ⅲ期
赤ちゃんが生まれてからまもなく、軽い陣痛が起きて、胎盤が娩出されます。初産婦で5~10分かかります。
胎盤が出た後
弛緩出血などの万一のトラブルに備えて、分娩室で2時間ほど過ごします。子宮収縮の痛み(後陣痛)を感じる人もいます。