背筋まっすぐの姿勢で腰や背中の痛みを防ぎましょう

妊娠20週になると、子宮底(子宮の上端)が恥骨から完全に出てくるので、おなかのふくらみはかなり目立ってきます。
これまで、妊娠検診で子宮底長を測っていなかった病院も(測り始める時期は病院によって多少違います)、妊娠6ヶ月に入ると、ほとんどが測るようになります。
この4週間はママがおなかがグンと大きくなった!と感じる時期です。
おなかが前にせり出すと、背骨の傾きが変わるので、背中や腰の筋肉に負担がかかってきます。
このため、マイナートラブルといわれる腰痛や背中の痛み、足がつる、こむら返りなどが起こることがあります。
日常生活のちょっとした工夫で防げることも多いので、以下のことを心がけて下さい。
床と背骨が直角になるように、背筋を「まっすぐ」にするとかなり防げます。
立ち仕事では背筋を「まっすぐ」にするとかなり防げます。
立ち仕事では背筋を後ろに反らさずまっすぐに、椅子に座るときは浅めに腰掛けて背筋をまっすぐに、歩くときはおなかを前に突き出さずにまっすぐにすることがコツです。3cmぐらいのヒールだと歩きやすいでしょう。
乳房が大きくなっておっぱいがにじむことも
ママの乳房は、だんだん大きくなってきます。産後の授乳に備えて、おっぱいを作るプロラクチンという方r問が分泌されてきますし、乳房の脂肪も増えるからです。
おふろ上がりなどに乳首を押すと、半透明の液体がにじむことがあります。これがおっぱいです!
ただ、乳頭を刺激すると、子宮収縮が誘発されて、おなかが張ってくることがあります。できるだけ触らないようにしましょう。パパが触っても同じです。乳頭を刺激しないように注意してくださいね。
ママの乳頭は個性豊かです。形や大きさ、色の濃淡は本当にいろいろです。
乳頭が出ていると良いですが、乳輪の中に陥没していたり(陥没乳頭)、乳輪と同じ高さだと(扁平乳頭)、赤ちゃんが吸えるかどうか心配です。陥没乳頭や扁平乳頭のときは妊娠中に乳首を引っ張りだすなどの手入れをすることもあります。
ただ子宮収縮が起こると困るので、妊娠後期になってから始めます。始める時期や方法は病院で指導を受けましょう。
妊娠中にするのは、乳頭の手入れだけです。母乳マッサージは産後、赤ちゃんが生まれてから始めることもあります。
妊娠中のセックスは無理にしなくても大丈夫
妊娠すると、セックスに消極的になるママもいます。特に、妊娠初期はつわりがあって気分が悪いし、流産が心配というママが多いようです。
パパの方も、お腹の赤ちゃんを気遣って、とてもその気にならないということも多いようです。
妊娠中期はどうでしょう?流産や早産などの心配はあまりない時期ですが、パパもママも消極的なときは無理にセックスしなくても大丈夫。パパとママの気持ちが寄り添っているだけで十分ですよ。
特に、ママに細菌性膣症があるときは、セックスをすると炎症が起こり、前期破水から早産になることもあります。
できれば、妊娠中はペニスを挿入しないセックスの形が理想的なのです。
健康管理のコツ
・栄養バランスの良い食事
・食物繊維の多い食材
・適度な運動
お腹の赤ちゃんのためにママができること
静かな時間を作って胎動を感じてあげましょう
初産婦さんの場合、妊娠20週ごろには胎動を感じるのですが、もっと遅くならないと感じないママもたくさんいます。
こんな違いがでるのは、ママの方に理由があります。
赤ちゃんは約20分おきによく動いたり、少なめに動いたりのリズムを繰り返しています。
赤ちゃんが動いているのにママが気づいてあげられないのはなぜ?
もともとママは赤ちゃんが100回動くとすると、そのうち40回ぐらいしか感じていないそうですよ。
一日中立ち働いているママほど気づきにくいので、早く胎動を感じたいママは静かに横になる時間を作って下さい。
もう一つ、おなかにたくさん脂肪がついているママは気づくのが遅れるとも言われています。